バンコク旅行といえば、寺院めぐりや屋台グルメを思い浮かべる人が多いと思います。
でも実際に街を歩いてみると、観光だけでなく「買い物」や「食事」を楽しめる巨大ショッピングモールがいくつもあることに気づきます。
その中でも、観光客にも地元の人にも長年愛され続けている場所が「MBKセンター(マーブンクローンセンター)」です。

私が初めてMBKを訪れたのは、友人に「バンコクに行くならここは外せない」と強く勧められたのがきっかけでした。
正直なところ「ショッピングモールでしょ?」と軽い気持ちで行ったのですが、実際に中に入ってみたら驚きの連続でした。
お土産探しから本格タイ料理、最新スマホのアクセサリー、さらには映画館やマッサージまで、まさに“なんでも揃う場所”だったのです。

この記事では、私の体験談を交えながらMBKセンターの行き方、フードコートの魅力、そしてフロアごとの見どころを詳しくご紹介します。
これを読めば「次のバンコク旅行では絶対に行ってみたい!」と思っていただけるはずです。


MBKセンターの最寄駅とアクセス方法

BTS(スカイトレイン)で行くのが一番便利

MBKセンターの最寄駅はBTSシーロム線の「ナショナルスタジアム駅(National Stadium Station)」です。
駅からはスカイウォークで直結しているので、雨の日でも濡れずにアクセスできるのが大きな魅力です。

私が初めて行ったときもこの駅を利用しました。
改札を抜けて案内に従って歩くと、すぐ目の前に巨大な建物が現れます。
その瞬間「ここがあのMBKか!」とワクワクが一気に高まりました。

サイアム駅から徒歩も可能

BTSの中心地「サイアム駅」からも歩いて行くことができます。
サイアム駅からナショナルスタジアム駅までは一駅ですが、実際に歩いてみると10分ほど。
私は一度、あえて歩いてみましたが、サイアムパラゴンやサイアムセンターといった高級モールを横目に見ながら進む道のりはとても楽しかったです。
ショッピング好きにはおすすめのルートです。

MRTから行く場合

MRT(地下鉄)からMBKに向かう場合は、「サムヤーン駅」や「フアランポーン駅」が最寄りですが、徒歩だと距離があります。
私は一度サムヤーン駅から歩いたことがありますが、正直かなり暑さが堪えました。
初心者の方には、MRTからBTSに乗り換えてナショナルスタジアム駅を利用するのが断然おすすめです。

タクシーやトゥクトゥクの注意点

タクシーやトゥクトゥクももちろん便利ですが、バンコクは渋滞が多いのが難点です。
私は金曜日の夕方にタクシーで向かったことがあるのですが、通常なら15分ほどの道のりが40分以上かかり、車内で汗だくになりました。
大きな荷物があるときや体力を温存したいとき以外は、BTSを使う方が安心です。


MBKセンターのフードコートの魅力

本格的なタイ料理を気軽に味わえる

MBKに行ったら絶対に立ち寄ってほしいのが「フードコート」です。
タイ料理を庶民的な価格で安心して楽しめる場所として、観光客にも大人気です。

私が初めて食べたのは「トムヤムクン」と「カオマンガイ」。
日本で食べるよりもずっと香りが強くてスパイシーで、まさに本場の味でした。
値段も100バーツ前後(約400円)で、このクオリティなら何度でも通いたくなります。

フードコートの利用システム

ここでは最初にカードを購入し、チャージしてから支払う仕組みになっています。
余った分は返金されるので安心です。
最初は戸惑いましたが、地元の人がスムーズに使っているのを見て、すぐに理解できました。

地元の雰囲気を感じられる

観光客だけでなく、地元の学生や会社員も利用しているので、雰囲気がとても活気にあふれています。
私が訪れたとき、隣のテーブルに座っていた地元の家族が笑顔で食事を楽しんでいる姿を見て「旅行でありながら、現地の生活を垣間見られるのもいいな」と感じました。


フロアごとの見どころ

1〜2階:ファッションと雑貨

入口に入るとすぐに広がるのが、洋服や靴、カバン、雑貨のお店です。
高級ブランド品というよりは、手ごろな価格帯のファッションアイテムが中心です。
私はここで、タイ限定デザインのスニーカーを見つけて即買いしました。
掘り出し物探しが楽しいフロアです。

3階:スマホ関連アイテムの宝庫

MBKといえば有名なのがこのフロア。
新品から中古、修理サービス、スマホケースまで、まるでスマホのテーマパークのようです。
旅行中に充電ケーブルをなくしたときも、ここで格安で買えて助かりました。
ただし、価格交渉ができるお店も多いので、少し値切ってみるのも面白いです。

4〜5階:お土産とアニメグッズ

観光客が集まるお土産屋さんが多いのがこのフロア。
タイシルクの小物やゾウの置物、石鹸など、定番のお土産が一通り揃います。
さらにアニメイトバンコクも入っていて、日本のアニメ文化が好きな人にとってはたまらないスポットです。
私はここで思わず推しキャラのキーホルダーを買ってしまいました。

6階:フードコートとエンタメ

大型フードコートがあり、さらにカラオケやゲームセンターもあるので、一日中遊べるフロアです。
友人と一緒に行ったときは、食事をしたあとにカラオケで盛り上がり、気づいたら3時間以上経っていました。

7階:映画館とマッサージ

最上階には映画館とマッサージ店が揃っています。
旅行で歩き疲れたときにはここでリフレッシュするのが最高です。
私は買い物でクタクタになったあと、フットマッサージを受けたのですが、足のむくみがスッと消えて天国のような気分になりました。


まとめ

MBKセンターは、まさに「バンコクの縮図」といえる場所です。
買い物、グルメ、エンタメがすべて揃っていて、一度行けば必ずまた訪れたくなる不思議な魅力があります。

最寄駅はBTSナショナルスタジアム駅で、アクセスも簡単。
フードコートでは本格的なタイ料理をお手頃価格で堪能でき、フロアごとに違った楽しみ方ができます。

私自身、バンコクに行くたびにMBKに立ち寄るのが恒例になっています。
旅行中に「どこに行こうか迷う」と思ったら、まずはMBKセンターに足を運んでみてください。
きっと新しい発見と驚きに出会えるはずです。